X’mas プレゼント
あと何日もするとクリスマスです。毎年、クリスマスになると必ず観る映画 があるということは、何年か前に「旧ヒジチョーモク」に書きましたが、実は、それ以外にもう1本、毎年必ず観る映画があるので、今日はそれについて書いてみたいと思います。舞台はやはりNYなんですが、(それにしても、ウッディ・アレンが住むあそこは、なて“雪”が似合うんだろう!)もう何回観ただろう?
その映画というのは、『天使のくれた時間』(日本語吹替版!)です。ニコラス・ケイジ扮する投資会社の社長が、ある日突然、タイムスリップして、昔別れた彼女と夫婦生活を送るといったストーリーで、2000年に『ラッシュアワー』のブレット・ラトナーが監督しました。時にはいい映画も撮る(笑)おそらく、この監督は、織田裕二が主演した『お金がない』というドラマを観ていたのではないでしょうか。もちろん、このドラマも素晴らしい。
この映画にしろ、『お金がない』にしろ、出世した人間ほど、その意味がよく分かるといった感じの作品です。つい最近、中野(呉?)某という評論家が立川自堕落(笑)に批判されていた、それはどうでもいいんですが、その中野某の相棒みたいなオバサンは、かつての自身の本に「この映画は、『アメリカン・ジゴロ』の焼直しみたい」だと、あまり評価をしていませんでした。まあ、無理もありません。『ハドリアヌス帝の回想』でも読むことにしよう。
以前も登場した『映画千夜一夜』という本は、自分にとってバイブルみたいな本です。いつかも、この本をめくっていると、「『ペギー・スーの結婚』はタイムスリップ云々」とあったので、「なにか『天使のくれた時間』みたいだなあ」と目に止まりました。まだ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のベースになっているような、この映画を観たことがなかったので、さっそく調べてみると、なんと主演はニコラス・ケイジ!
この映画の監督はフランシス・コッポラで、ご存知『ゴッドファーザー』の監督です。『ゴッドファーザー』では、妹を出演させたり、あるいは、父親に音楽を頼んだりしていますが、イタリア系というのは“家族”を大事にするんですね。ソフィアと一緒にPizzaを食べるのかな(笑)そういえば、コッポラはニコラス・ケイジの伯父さんでもありまし(!)。ところで、『天使のくれた時間』ですが、原題は“THE FAMILY MAN(※) ”です。当時の映画メモを見ると、世界で一番好きな映画だと書いてある。メリークリスマス!!
※ちなみに、ニコラス・ケイジには“ザ・ウェザーマン”という映画もありますが、こっちはヒドイ。『オースティン・パワーズ』のようなオバカ映画が好きな方はどうぞ。
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