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ドラマ黄金時代

 つい最近、私は『あすなろ白書』『輝く季節の中で』『ナースのお仕事』といったドラマを見た。ちなみに、これらの作品は全て私が高校生の頃に放映されたものだが、この頃の私はダンスやクラブ・ミュージックに夢中で(※1)、テレビをあまり見なかったため、『あすなろ白書』以外はリアルタイムで見ていない。そんな私にもテレビが生活の中心だった時期があり、中でも織田裕二が出た作品群は私の中で1つの物語を形成するくらい、当時の私に大きな影響を与えた。以下はその作品群で、私はこれを『ビバ・織田裕二~The very best of Yuji Oda』と名付け、今でも時々見返している(※2)。

ー<ビバ・織田裕二>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
①映画『湘南爆走族』(1987)
↳ 現在、とあるYouTubeの番組で、この映画の裏話を聞くことができるが(この映画はそれほどメジャーな作品ではないので、とても貴重!)、それによると、織田裕二はクランクインの直前にバイクの免許を取ったため、撮影が大変だったんだとか。『予備校ブギ』には彼がバイク(SR?)に乗るシーンが登場するが、その話を聞いた後にこのドラマを見ると、ちょっと笑える(笑)
➁『予備校ブギ』(1990)
↳ 高校卒業後、織田裕二は浪人して大学を目指す。『はいすくーる落書』(1989)の的場浩司と予備校で合流。もちろん織田裕二の大ファンだった私が浪人したのは言うまでもない(爆笑)
③映画『就職戦線異状なし(ゴールデン洋画劇場)』(1991.6)
↳ 早稲田ゼミナールから大多亮さんの母校である早稲田大学へ。某スポーツ用品メーカーに就職。
④『東京ラブストーリー』(1991.1~)
↳ サラリーマン金太郎ならぬサラリーマン織田裕二。
⑤『お金がない!』(1994)
↳ フジテレビの内定を辞退したことが祟ったのか、勤めていた会社が倒産。しかし、ひょんなことからユニバーサル・インシュアランスという保険会社の社員に。イーデザイン損保のCMを作った人間はエライ(笑)
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 こうやってドラマを見ると、過去の作品がこれまでとは違った輝きを放つのだから面白い。そして、今回、先に挙げたドラマからも以下のような収穫があった。

ー<けいいちメモ>ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
①『あすなろ白書』(1993)
↳ 石田ひかり主演。長らく『ママハハ・ブギ』(1989)のイメージが強かったため、石田ひかりというのは、こんないい女優だったのかと驚かされた作品。※UNDER COVERのYシャツを着た藤井フミヤのシングル・ジャケットが懐かしい。
②『輝く季節の中で』(1995)
↳ 石田ひかり主演。『若者のすべて』(1994)で武田真治扮する青柳圭介の志望校である文京大の医学部ではなく文京医大が舞台。クリスマス・ツリーが映るシーンで『あすなろ白書』の音楽が流れるのが嬉しい。/ 中居正広扮する樋口慎一は途中から医者ではなく教師になることを目指すが、その夢が見事実現(?)したので、ドラマ『勝利の女神』(1996)のチェックもお忘れなく。/ 私は昔から長塚京三さんが好きだったが、この作品で一気に大ファンになった。しばらくは“長塚京三祭り”かな?
③『ナースのお仕事』(1996)
↳ 『輝く季節の中で』で高槻先生を演じた長塚京三さんがコミカルでホッとする作品(笑)ちなみに、長塚京三さんの役名は沢田俊介。沢田は、マルファン症候群の権威のあの澤田ですよね。フジテレビは仕事がよく出来る(笑)/ 松下由樹さんは仕事に打ち込むがゆえに婚期を逃す極めて現代的なキャリア・ウーマンの役を演じているが、現在、松下由樹さんは、それを地でいっているのだから面白い。なるほど、婚期を逃すくらい仕事に一生懸命だったから、松下由樹さんは、あんないい女優になったのか!
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 小西甚一さんや和田誠さんの本ではないが、今後は、こういったメモを更に増やして、そこから日本の歴史(現代史)あるいは文化史といったものが浮かび上がるような本が書けたらなと思っている(なお、私の書くものは、大多亮さんの本(名著!)から抜け落ちた名作がいくつも登場する予定なので乞うご期待!)。もちろん、そのためには、これまで以上にドラマや映画の鑑賞に多くの時間を割かなければならない。なので、本が完成するまでの間は競馬予想および「教養競馬シリーズ」の執筆をお休みすることにしたい。何卒ご了承くださいませ。
 ところで、なぜ私はドラマの本を書こうと思い立ったのか。それは、人の記憶というのは、想像以上に人間を支配しているんだなということを改めて痛感したからである。『ナースのお仕事』のあのコミカルで可愛らしい観月ありさちゃんの現在の姿が、どれだけ私にショックを与えたことか!きっと、私がテレビを見なくなったのは、人間の防衛本能によるものだったのかもしれない(ありさ様、ゴメンナサイ)。かつて私の生活の中心を占めていたテレビ(その多くはフジとTBS)は、今やショートして儲かる株の銘柄に変わり果ててしまった。しかし、もしフジが『お金がない!』で小さな会社を興した織田裕二のその後のドラマを放映するようなことがあれば、その時はリストラで慌ただしいこの会社の株(4676)を目一杯ロングしてみようかななどと考えている。何はともあれ、テレビドラマ万歳!


※1…大親友のK村E子ちゃんへ。インクスティック等、当時一緒に遊んだクラブの話を色々したいので、もし私の電話番号を覚えていたら、暇な時間にでも連絡ください。
※2…




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